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対人専門職における職業的社会化の問題-アイデンティティの揺らぎと回復

Research Project

Project/Area Number 10710088
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会学(含社会福祉関係)
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

高橋 征仁  山口大学, 人文学部, 助教授 (60260676)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords職業的社会化 / アイデンティティ / 看護職 / 対人専門職 / 福祉職
Research Abstract

本研究においては、看護職を中心に、福祉職・教育職なども含めた「対人専門職」における職業的社会化のメカニズムとアイデンティティ形成に関する実証的研究を行ってきた。その成果として、およそ次のような知見を得ることができた。1養成所と看護系短大/4大の学生を比較すると、入学時点での職業アスピレーションや看護像に大きな隔たりが見られる。しかし、これらの意識面での格差は、卒業時点においては、より現実的な看護像へと収斂することによって、おおむね解消される傾向がみられる。ただし、就職先などを規定する「トラック」としては、一定程度現実的に機能している。2「対人専門職」の養成過程においては、共通して、資格取得を中心としたメリトクラティックな学校観を持つものが多かった。また同時に、比較的対人関係の濃い学校生活を営んでいることもわかった。一般大学生と比較した場合、小人数クラスをベースとした対人関係が、アスピレーションの低下や目的意識の拡散を防止していると考えられる。3こうしたメカニズムによって、「対人専門職」の養成過程においては、看護系短大/4大に典型的に見られるような冷却-再加熱型の教育が可能であったと考えられる。それは、入学時点でのロマン主義的職業観にもとづいた比較的高いアスピレーションを利用しながら、より現実的な職業観を再構築していく過程である。
今後の研究においては、これらの知見をもとに、病院・施設など就業機関での社会化との不連続性、およびアイデンティティの再構築の問題について考察していく予定である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 武藤孝典: "価値教育の新しい展開"学文社(未定). (2000)

    • Related Report
      1999 Annual Research Report
  • [Publications] 高橋征仁: "社会問題と逸脱研究の新しい視座の可能性" 山口大学文学会志. 第49巻. 205-224 (1999)

    • Related Report
      1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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