Project/Area Number |
10710140
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
Principal Investigator |
新井 千賀子 国立特殊教育総合研究所, 視覚障害教育研究部・弱視教育研究室, 研究員 (80300713)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 視覚活用 / 視機能評価 / ネットワーク / 連携 / 障害児 / 連携・ネットワーク / ロービジョン |
Research Abstract |
地域ネットワークについて、盲学校、医療機関においてフィールドワークを実施。その結果、双方の機関に共通して指摘できる点は、1)必要とする情報および提供出来る情報の整理、2)連携・ネットワークの構築は事例をとおして問題点が具体化されることがあげられる。また、教育機関において特に必要とされる点は、1)障害に特化した専門性の体系化、2)他職種への協力を得ながら教育を遂行していく校内体制の構築があげられる。医療機関においては、1)医療データの教育的観点からニーズへの理解、3)教育機関との役割分担の明確化が求められることがあげられた。特に、盲学校が視覚障害に特化した専門性をlow visionおよび全盲を対象とした幅広い専門性の体系化は、盲学校が視覚障害に関する情報提供の中心として機能していくために最も重要な課題となる、さらに、これらの問題を解決しながら関係を構築していく場合には、教育情報と医療情報を整理し対象者に適切なアドバイスを行うようなコーディネータ機能が必要であることが明確になった。また、現在の一般的な視機能にかんしての教育的評価および医学的検査は軽度の重複障害児への活用にかんしては充実してきている。しかし、諸機関の連携の需要が最も求められる重度の障害を持つ場合の評価方法が少ない。この領域に関しての教育的評価法の開発も連携の促進に大きな役割をもつものであると示唆できる。
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