ボラティリティが確率的に変動する場合のオプション価格の評価
Project/Area Number |
10730015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Economic statistics
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
渡部 敏明 東京都立大学, 経済学部, 助教授 (90254135)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | ボラティリティ / 取引高 / 確率的ボラティリティ変動モデル / 2変量分布混合モデル / 非線形フィルター / マルコフ連鎖モンテカルロ法 / 資産価格 / オプション価格 / 動学的2変量分布混合モデル |
Research Abstract |
主に、確率的ボラティリティ変動モデルおよびそれを発展させた資産価格と取引高の2変量分布混合モデルの推定法に関して研究を行った。 まず、Watanabe(1999)において、確率的ボラティリティ変動モデルの非線形フィルターに基づく新たな推定法を提案し、この推定法のパフォーマンスの良さをモンテカルロ実験により示した。また、TOPIXの日次データへの応用も行っている。 次に、ボラティリティと取引高の間に正の相関があることが知られており、それを説明する代表的なモデルに2変量分布混合モデルがあるが、Watanabe(2000)では、このモデルの新たな推定法として、マルコフ連鎖モンテカルロ法に基づくベイズ推定法を提案している。また、日経平均先物の日次データを用いて、単純な2変量分布混合モデルではボラティリティと取引高の変動を共にうまく説明することはできないという結果を得ている。 確率的ボラティリティ変動モデルの下でのオプション価格の評価については、以上の結果を踏まえ、現在進行中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)