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液晶CBOBPにおけるリエントラント相の出現機構の解明

Research Project

Project/Area Number 10740329
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 機能・物性・材料
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

藤森 裕基  日本大学, 文理学部, 専任講師 (80297762)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsリエントラント液晶 / CBOBP / NMR
Research Abstract

1.CBOBPの^2H NMR CBOBP(4-cyanobenzoyloxy-[4-octylbenzoyloxy]-p-phenylene)中に自然に存在する^2HのNMR測定を分子科学研究所既設のBruker社DSX-400スペクトロメータで行った。磁場中で配向させた試料に対する四極子分裂幅から、鎖部における秩序度の温度依存性を求めた結果、特にRN相およびS_<A1>相において、重水素鎖の秩序度が軽水素鎖に比べて著しく高まることが見出された。分子長軸の秩序度は両物質において差がないことが^1H NMRの結果からわかっているので、この差は鎖のダイナミクスの違いを意味している。重水素化物の^2H NMRによって見出された低温における鎖部の秩序性の著しい増大は、実は重水素鎖に特に顕著な性質であって、軽水素鎖におけるそれは余り顕著ではないことがわかった。
2.CBOBPの^<13>C NMR ^<13>C NMRの測定を、磁場中で配向させた静止試料に対して^1H-^<13>C交差分極法で行った。化学シフトの温度依存性等を検討した結果、液晶相における全ての吸収線が帰属された。化学シフトテンソルの値等を用いて秩序度を計算した結果、骨格部の秩序化はS_<A1>相で大きく進行することが見出された。
3.CBOBP-d17の^<13>C-^1H二重共鳴における過渡的磁化振動実験 磁場中で配向させた、アルキル鎖部を重水素化したCBOBP-d17に対して^<13>C-^1H二重共鳴による過渡的磁化振動の実験を行った。^<13>C NMR吸収線強度の^<13>C-^1H交差分極時間依存性は、実効的最近接^<13>C-^1H双極子相互作用<D_<CH>>および^1Hのスピン拡散時間T_<sd>を用いて表すことができる。また<D_<CH>>の温度変化から、配向秩序パラメータS_<00>の温度変化を捉えることができる。その結果、(鎖部の^1Hが存在しないため)非常に長時間続く振動構造が認められた。この減衰時間T_<sd>の温度変化から分子間相互作用の変化を捉えられる可能性があるが、これに関しては現在検討中である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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