Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
本研究は,振動電極法により局部腐食のモニタリングを行うことを目的としている.振動電極法は,測定プローブを試料表面に近づける必要があるため,測定プローブ自体が溶液内の電場を乱してしまう.この乱れによる測定値の誤差の検討が必要となるが,従来の研究では電位勾配を過大評価する傾向があることを示してはいるが,電気二重奏による大きなキャパシタンスを考慮していなかった.そこで,本研究では境界条件にキャパシタンスを含む時間進展型の境界要素法を新たに開発し,測定プローブ自身による影響に関する考察を行った.その結果,大きな過電圧がかかっていてキャパシタンスが大きくなっている場合に,電位勾配の過大評価を緩和することを示した. また,局部腐食の模擬試料として銅の溶解についての基礎的な検討を行っている.高濃度の溶液中では,イオン間の相互作用が大きくなり,溶媒とイオンの相互作用のみを考慮した希薄溶液理論は成り立たなくなる.そこで,硫酸・硫酸銅溶液に対して,イオン間の相互作用を考慮したイオン輸送シミュレーションを開発し,溶液内の電場の解析を行った.溶液の電気電導度について,シミュレーションと実験値を比較した結果,良い一致が得られた.現在,銅の溶解中の溶液内電位勾配の時間的変化を振動電極法により測定して,シミュレーションと比較検討する実験を進行中である.
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