Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Research Abstract |
本研究の目標は,自律知能蛇型移動ロボットを実現していく上に不可欠な,「節対幹」形態を有する蛇とヘビ型ロボットの,外界環境に適応する運動形態の決定メカニズムを見い出すことにある.そのために,ヘビ型移動ロボットの機械モデルを試作し,機械モデルを用いて外界環境に適応する運動形態の決定メカニズムの解明を行う. 本年度において, 1.ヘビ型移動ロボットの設計・試作,及びその制御システムの構築 へビ型移動ロボットの機械モデルを試作し,その制御システムをも構築した.開発した蛇行移動ロボットは,直列に繋ぐ12関節からなり,各関節がDCモータにより左右駆動されている.本ロボットは一般の車輪型ロボットと違って前進のアクチュエータを持たず,その体幹を左右運動させることによって前進・後退し,蛇のように蛇行運動を行なう. 2.様々な地面におけるロボットの移動実験 絨毯上(ロボットの体軸方向摩擦が0.015,その体軸垂直方向摩擦が0.6)とアクリル床上(ロボットの体軸方向摩擦が0.01,体軸垂直方向摩擦が0.5)におけるヘビ型移動ロボットの動作実験を行なった.実機実験により進行速度と蛇行運動形状との関係を誘導し,蛇行形状のS-形状数が2でしかも初期くねり角が35°のとき,進行速度が最も大きいということを判明した.今後,様々な環境にかけるへビ型移動ロボットの動作実験を更に行ない,計算機シミュレーションによる解析結果と比較しながら,環境に適応する運動形態の決定メカニズムを見い出していく.
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