Project/Area Number |
10750242
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子デバイス・機器工学
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大寺 康夫 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20292295)
|
Project Period (FY) |
1998 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 液晶 / 光エレクトロニクス / フォトニック結晶 / 光導波路 / 偏光分離素子 / 偏波制御 / 偏波コントローラ / 偏光子 / 光ファイバ通信 / ポリマー導波路 / 平面光波回路 |
Research Abstract |
(1)TN型液晶可変共振器の特性解析 集積用シリコンプラットフォームに組み込む液晶機能素子部の候補の一つとして、可変波長フィルタが考えられる。本年度はそのような液晶フィルタの中でも、単一共振器構造で偏波無依存な動作が可能なTN(ねじれネマティック)型の構造に着目し、液晶層に加える駆動電圧と液晶分子の方位分布の関係を簡単なモデルで近似すること、及びTN液晶層中での光の伝搬を結合波理論で記述することで、共振波長の複雑に変化する電圧領域での動作機構の定性的な理解を可能にした。本成果により、プラットフォーム集積の設計の理論的基盤が確立されたことになる。 (2)フォトニック結晶偏光分離素子の開発 次世代の光機能素子用の新材料系としてフォトニック結晶が近年注目されている。本研究ではフォトニック結晶型偏光分離素子の開発と高性能化を行った。フォトニック結晶による素子は薄型・小型にて従来型素子と同等以上の性能を有するため、シリコンプラットフォームへの集積も将来的には可能と考えられる。本研究では自己クローニング法によるフォトニック結晶の成長プロセスにおける、自己修復効果の安定な実現、フォトニックバンド構造の最適設計手法の検討などを行った。 (3)フォトニック結晶導波路の解析 シリコンプラットフォーム上に形成する導波路部分を自己クローニング法によるフォトニック結晶導波路構造とすれば、分散補償性など種々の付加機能を持たせることができる。本研究ではフォトニックバンドギャップ閉じ込め型、屈折率差閉じ込め型の両方のタイプの導波路について基本的な導波特性の数値解析を行った。
|
Report
(2 results)
Research Products
(12 results)