Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
本研究の目的は,高速パケット(セル)交換網を介したMPEG動画像通信において,エンド・ツー・エンド遅延時間を保証可能なトラヒック制御パラメータの設定方法を確立し,コネクション受付制御への応用を検討することである.本年度は,平成10年度に開発した呼受付制御と組み合わせる候補パス選択アルゴリズムを検討した. 候補パス選択アルゴリズムとしては,Q.Maらが検討しているShortest-widest pathアルゴリズム,Widest-shortest pathアルゴリズム,Shortest-distanceアルゴリズムを対象とした.Widest-shortest pathアルゴリズムは遅延を優先して選択し,Shortest-widest pathアルゴリズムは最大残余帯域が大きなパスを選択する方式である.また,Shortest-distanceアルゴリズムは,遅延の負荷分散をバランスさせながらパス選択をおこなう方式である. 本研究では,Q.Maらとことなり,送信局での遅延も考慮したアプリケーションレベルでの遅延・廃棄保証を試みている.このため,ホップ数(+伝搬遅延)が小さくなると,平成10年度に開発した上界式からセッションへの割当帯域,スイッチに割当バッファをより小さく設定できる.このため,呼損率では,Short-distanceアルゴリズム,Shortest-widestアルゴリズムが,Widest-shortestアルゴリズムに比べてもより小さくなり,候補パス選択アルゴリズムとして優れていることが明らかになった.
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