マルチメディア応用システムのための映像情報中の人物の検出・識別及び情報抽出
Project/Area Number |
10750296
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
佐藤 真一 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (90249938)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 顔検出 / 顔追跡 / 顔照合 / 映像解析 / 映像データベース / ドラマ理解 |
Research Abstract |
映像中の顔の識別方法として、「見え(appearance)」に基づく方法を中心に検討した。映像中の顔を検出・追跡することにより、顔シーケンスが得られる。任意の2つの顔シーケンスの照合方法として、(1)顔シーケンス中の最も正面向きの顔を選択して照合する方法、(2)顔シーケンス間の「最近接対」を選択して照合する方法、(3)顔空間を固有顔法ではなく正準判別分析にて求め、(1)および(2)を行う方法、(4)各人物ごとに固有空間を構成しCLAFIC法にて照合を行う方法、(5)カーネル空間を用いた非線形固有空間を構成し、そこでのCLAFIC法にて照合を行う方法、と言う一連の手法について、ニュース映像とドラマ映像合計10時間弱に適用した結果、それぞれ利害得失があるものの、正準判別分析による空間中での最近接対を利用する照合方法が、パラメータの調整も要らず、精度の良い照合を実現していることが分かった。ついで、この照合方法を応用して、ドラマ映像に対する顔による自動索引付け手法について検討を行った。連続ドラマの第一話から、システムが選び出した数十程度の顔シーケンスに対して人手で名前を付与してやることにより、続く第二話以降の顔シーケンスに対し、70%以上の正解率で自動名前づけが実現できている。これにより、ドラマの自動内容理解、ドラマデータベースのための自動索引付け、ドラマのハイパーテキスト化などの応用が可能になると期待できる。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)