Implicitシステムモデルに基づくロバスト制御に関する研究
Project/Area Number |
10750339
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Control engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鷹羽 浄嗣 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (30236343)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | インプリシットシステム / 線形行列不等式 / 消散性 / 線形2次最適制御 / 有界実条件 / ロバスト制御 / H_∞制御 / デスクリプタシステム / H^2最適制御 / ロバストH^2制御性能 / 一般化リャプノフ方程式 |
Research Abstract |
本年度は、インプリシットシステムについて研究し、以下の研究成果を得た。 ・インプリシットシステムの消散性について考察した。特に、インプリシットシステムが2次形式供給率に関して消散的であるための必要十分条件を線形行列不等式(LMI)および等式制約付きLMIを用いて与えた。 消散性に関するこの結果は、本研究において非常に大きな役割を果たしている。 ・消散性の理論に基づいて、インプリットシステムに対する線形2次最適制御問題を解き、最適制御がシステム変数間の代数的な拘束条件で与えられることを示した。 以上の結果は、1999年12月に米国で開催された第38回IEEE Conference on Decision and Controlで口頭発表した。 ・インプリシットシステムの有界実性について考察した。 安定条件と消散性の条件を組み合わせることにより、インプリシットシステムに対する有界実条件を導出した。有界実性はH_∞制御およびロバスト制御において重要な役割を果たすものであり、ここで得られた結果はインプリシットシステムのロバスト制御の基盤となるものである。 有界実性に関する結果は、1999年5月に愛知県で開かれた第28回制御理論シンポジウムで口頭発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)