Project/Area Number |
10750385
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
水工水理学
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
犬飼 直之 長岡技科大, 工学部, 助手 (80293249)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 日本海 / 能登半島 / 潮汐流 / 対馬暖流 / 海流 / 吹送流 |
Research Abstract |
本研究の目的は、風・潮汐・海流など複数の機動力で生じる能登半島付近の日本海の流れの機構を明らかにすることである。しかし、能登半島は日本海に面しているため、まず日本海全域の計算をおこなう必要性がある。よって、本年度は、日本海の流れを再現するために、次の手順で研究をおこなった。 1. 計算開始時の入力条件や結果の検証をおこなうために、日本海の各地点での潮汐や流れ、気象に関する資料を収集した。 2. 水平2次元数値計算モデルで日本海の潮汐と海流の再現を試みた。結果より、ある程度の再現性は確認できたが、3次元流れを2次元に近似するために、入力データを近似する必要性があり、計算に不確定な要素が多くなった。よって正確に流れの再現をおこなうためには、3次元の数値計算モデルを開発する必要性があることが分かった。 3. 3次元の数値計算モデルの開発をおこなった。ところで、日本海は北緯32度から北緯52度まで変化し、高緯度と低緯度では単位経度当たりの長さが大きく変化し、海岸工学で主に使用される直交座標系のモデルは使用不可能である。よって、本研究では曲面座標系で記述された方程式を使用した。 4. 既存の観測データを用いて今回開発した3次元数値計算モデルの検証をおこない、モデルが正しく計算をおこなっていることを確認した。
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