料金体系の変更が都市内通勤行動に与える影響のシミュレーション分析
Project/Area Number |
10750401
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
清水 哲夫 東京工業大学, 工学部, 助手 (40272679)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 都市高速道路 / 料金体系 / 経路途上選択モデル / シミュレーションモデル / 出発時刻選択 / 時間帯別料金 / ネットワークシミュレーション |
Research Abstract |
昨年度は,朝のピーク時間帯の混雑を分散させる方法として,都市高速道路への時間帯料金の導入に着目し,これが広域に適用された場合の通勤行動への影響を分析するシミュレーションツールを基礎的に開発した.今年度は,時間帯の適正化に着目するだけでなく,都市高速道路と一般道路の経路間の適正な交通分担に着目して,それを果たすための料金体系のあり方を検討するためのシミュレーションツールの開発を行った. 自動料金収受システムの実戦配備が間もなくスタートするが,これにより制約上均一料金であった都市高速道路においても多様な料金体系を検討することが可能となる.しかし,一般道路に負担を与える形で高速道路が一方的にサービス改善を果たすような方策は望ましくなく,都市内交通の適正化の観点から料金体系を考える必要がある.その検討のためのツールとして,本研究ではネットワーク交通流シミュレーションモデルを開発した.その中でキーとなるモデルとしてドライバーの経路途上の経路選択モデルを構築し,利用者へのヒアリング意識調査からその要因およびパラメータを抽出した.最後に首都高湾岸線沿線を対象ととして,いくつかの料金体系が首都高と周辺街路に及ぼす影響を分析し,望ましい料金体系のあり方を基礎的に検討した.
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)