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Virtual Realityがもたらす空間認識と現実との誤差の検証 -空間の居心地と使い勝手の追求-

Research Project

Project/Area Number 10750416
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Civil and environmental engineering
Research InstitutionKochi University of Technology

Principal Investigator

重山 陽一郎  高知工科大学, 工学部, 助教授 (50299377)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1999: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywordsバーチャルリアリティー / シミュレーション / QTVR / スケール / VRML
Research Abstract

「スケール感」は空間の居心地を決定する重要な要素の1つである。これを設計時にシミュレートするための方法として、最近の重要な技術であるQTVRを取り上げ、それによって得られるスケール感と、現実の空間のスケール感との誤差を検証した。
実験の対象として、学内のホール(このホールは被験者である学生は普段入室できない)を選定し、実写によるQTVRを作成した。QTVRの作成では、意図的に部屋の高さを拡大、縮小したものも用意した。
被験者にQTVRを見せた直後に、実際の部屋に移動し、QTVRで得た部屋の広さ(スケール感)の印象と現実との誤差についてアンケート調査を行った。
結果として大部分の被験者が、現実のほうが狭く感じたという回答を示した。QTVRによる体験は実際以上に広い印象を被験者に与えたわけである。
部屋の高さの異なって見えるQTVRの実験では、低く見えるように作成したQTVRと、高く見えるように作成したQTVRでは、両方の被験者ともに現実のほうが低く感じたと答えているが、高く見えるように作成したQTVRの被験者のほうが誤差を大きく感じるという傾向が見受けられた。QTVRによって得られる空間の高さの印象は、モデルの作成方法によっては異なる印象を与えることができるが、現実との誤差が存在した。
このように、今回のQTVRによるシミュレーションは「スケール感」という点では、精度に劣る結果となった。現在、この精度を高めるための方策を検討中である。また、VRMLによるシミュレーションについても研究を進めている。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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