ヒガンフグ筋肉ナトリウムチャンネルcDNAの発現とその特性の解析
Project/Area Number |
10760043
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用微生物学・応用生物化学
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山下 まり 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (50192430)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ヒガンフグ / Na^+チャンネル / テトロドトキシン / 筋肉 |
Research Abstract |
ヒガンフグ筋肉Na+チャンネルType2では、全長(6735bp,1880aa)に相当するcDNA断片を得てその塩基配列を決定した。次にそれらの断片の結合を行い、完了した。結合後の塩基配列の確認を2回行った。また、一方、そのアミノ酸配列を基に2種の抗ペプチド抗体を作製した。そのcDNAをT7プロモーターを有する発現ベクター(pcDNA3)に組み込み、ヒト胎児腎臓由来TSA-201細胞にトランスフェクションし、発現を試みたが、現在のところ、抗ペプチド抗体でバンドは検出されていない。この原因として、他のNa+チャンネル研究者から情報を集めたが、これまでも、Na+チャンネルの発現実験では、発現することができない例は多く、翻訳開始部の構造が問題らしい。現在も試行錯誤を繰り返している。一方、nt1376-3302の領域の2箇所において、Alternative splicingがあることが、この領域を含むRT-PCRの結果から判明した。各、クローンの塩基配列の解析から4つのパターンがあり、1のパターンのみ全長の蛋白質をコードしていた。この現象がpseudogeneやmultigeneによらないことは、Southern blotで各制限酵素で1つのバンドしかでなかったことから裏付けられた。発現を試みたcloneはこの部分をRT-PCRから得た断片で全長をコードするように置き換えたが、それが発現しない一つの原因として疑われる。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)