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肥満マーカー遺伝子のクローニング

Research Project

Project/Area Number 10760077
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 食品科学・栄養科学
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

人見 賢徳  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (80282383)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords肥満 / α1プロテアーゼインヒビター / ハプトグロビン / ディファレンシャルディスプレイ法
Research Abstract

ディファレンシャルディスプレイ法の改良法(EDD法)を用いて体脂肪蓄積時にマウス脂肪組織において発現量が大きく変動するmRNAの検索を行った。EDD法ではPCR反応に用いるプライマーを従来法の10mer前後から20mer前後にすることにより、再増幅時に得られるPCR産物が単一バンドとなる確率を飛躍的に改善することができた。105通りのプライマーの組み合わせでEDD解析を行い、19の陽性クローンを得た。ノーザンブロット解析により体脂肪蓄積時に発現量が上昇する1クローンが得られた。塩基配列を決定したところこのクローンはハプトグロビンcDNAであった。ハプトグロビンには血管新生を促す作用があることが報告されており、体脂肪蓄積時のハプトグロビン遺伝子の発現亢進は、脂肪組織量の増大に伴う血管新生に関与している可能性が示唆された。
昨年度我々は、体脂肪蓄積時に脂肪組織においてα1-プロテアーゼインヒビター(PI)mRNAの発現量が上昇することを報告したが、今回新たにPI遺伝子には2つの異なるプロモーターが存在し、脂肪組織と肝臓において2つのプロモーターが使い分けられていることを見出した。PIは遺伝子ファミリーを形成しているが、脂肪組織と肝臓から単離されたcDNAには、高頻度でアミノ酸配列が変化するものとアミノ酸配列変化の頻度が少ないものの2つのタイプが存在しており、肝臓と脂肪組織において発現しているPIのタイプは異なっていた。
体脂肪蓄積時に発現量を上昇させる遺伝子として見出されたPIとハプトグロビンは、脂肪細胞の分化誘導に伴いそのmRNAの発現量を変化させなかった。これらのことから体脂肪蓄積時に脂肪組織内で起きている現象と脂肪細胞の分化誘導に伴い生じる現象とは異なる可能性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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