ビタミンK投与が血清スルファチド量及び血液凝固に及ぼす影響
Project/Area Number |
10760086
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
食品科学・栄養科学
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Research Institution | Nagano Prefectural College |
Principal Investigator |
横山 英子 長野県短期大学, 生活科学科, 講師 (40242680)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ビタミンK / 血清 / スルファチド / リゾスルファチド / MALDI-TOF MS / 質量分析 |
Research Abstract |
マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置(MALDI-TOFMS)による簡便な血清スルファチドの微量定量法を確立できた。リゾスルファチドのピークの高さを内部標準物質,hydrogenated N-acetyllysosulfatide(分子量585.3183)のピークの高さで除した値(relative peak height)の対数と標準スルファチド量の対数との間には,厳密な検討の結果,2pmolから1nmolという微量範囲で直線関係が得られた。回帰係数は0.95以上の高い値を示した。 この方法を用いて,健常なヒトの血清スルファチド濃度を定量してみた。血清1mlあたり、0.57〜2.09nmolのスルファチドが検出された。個人差を考慮すると,この値は,既存の方法によって測定された値と比べても遜色のない値であった。この方法は,1mlという微量の血清で測定でき,また,一日で定量できるという簡便さを特長としている。さらに,標準誤差も小さく,この方法は再現性,精度の点でもすぐれていることが明らかとなった。以上の研究成果は,Analytical Biochemistry 274巻 pp.90-97(1999)に掲載された。 現在,本方法を用いて,ビタミンKをウサギに投与した際の,血清スルファチド濃度の変動を検討している。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)