Project/Area Number |
10760128
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fisheries chemistry
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木下 政人 京都大学, 大学院・農学研究科, 助手 (60263125)
|
Project Period (FY) |
1998 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
|
Keywords | コラーゲナーゼ / マトリックス分解酵素 / MMP / ゼラチナーゼ / コラーゲン / tele ost / 肉質 / プロテアーゼ / ヒラメ |
Research Abstract |
前年度ヒラメからクローニングした三種のマトリックスメタロプロテアーゼ(jfMMP2、jfMMP9、jfMMP13)のCDNAをほ乳類培養細胞株であるCOS7に導入し、大量生産させヒラメ筋肉から調製したTypeIおよびTypeVコラーゲンに対するコラーゲナーゼ活性を検討した。その結果、いずれのMMPも顕著なコラーゲン分解活性を示さなかった。魚肉の死後なんか現象には、コラーゲンのテロペプチドの分解が関与しているとの報告があるため、上記MMPの同活性を検討したところ、jfMMP9にTypeIのテロペプチドを分解する活性が示唆された。 上述の方法により大量生産したヒラメMMPをヒラメ筋肉に抽入することにより、肉の軟化現象促進効果を検討しようとしたが、この方法で産生されるMMP量では、本実験を遂行するには不十分であることが判明し、現在、より大量に生産させる方法を検討中である。 MMPの自己活性化を検討した結果、jfMMP13においては、4℃で放置することにより、自己活性化がおこることが示唆された。jfMMP2およびjfMMP9については、同方法による活性化は、観察されなかった。このことから、各種ヒラメMMPの活性化機構は異なることが、予想され、jfMMP2およびjfMMP9には、なんらかの他の因子が必要であると考えられた。そこで、この因子を検索するために、両MMPのcDNA配列から、活性化のために切断される部位を予想し、その配列を用いた合成基質の作成を試みた。
|