ヨーグルトスターター「ブルガリア菌」が生産する生物活性多糖の腸管免疫活性化機構
Project/Area Number |
10760154
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Zootechnical science/Grassland science
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
植村 順子 東北大学, 農学部, 教務職員 (10241556)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | Lactobacillus bulgaricus / リン酸化多糖 / マクロファージ / 形態変化 / 一酸化窒素 / サイトカイン / 遺伝子発現 / インターロイキン / 細胞障害活性 / 食作用 / IL-1 |
Research Abstract |
【目的】本研究では発酵乳の三次機能性を明らかにすべく、Lactobacillus delbrueckii subsp.bulgaricus OLL1073R-1の生産する菌体外多糖の免疫賦活化作用について追求することを目的としている。今年度は菌体外多糖のマクロファージ機能亢進について、活性化における形態的変化、一酸化窒素産生ならびにサイトカイン産生の観点から調べた。 【方法および結果】マクロファージ細胞株J774.1を、L.bulgaricus OLL1073R-1が生産する菌体外中性多糖(NPS)およびリン酸化多糖(APS)で刺激すると、NPSよりAPSで強くスプレディングを起こし、活性化マクロファージにみられる形態的変化が観察された。しかしその培養上清中からは、いずれも一酸化窒素は検出されなかった。このことから、L.bulgaricus OLL1073R-1の生産するAPSでは、その高次構造やリン酸基がマクロファージの活性化と深く関わりをもつが、NPS、APSは共に生体内に一般的に存在するグルコースとガラクトースから構成されているため、マクロファージの細胞傷害性を強く誘導させることが出来ないものと考えられる。一方、NPSおよびAPSの刺激によりマクロファージから誘導されるサイトカインを調べたところ、12時間刺激において、APSではIL-1α、1β、6、10、12p40のサイトカイン遺伝子の誘導が見られたが、NPSでは、これらのサイトカインにおける著しい誘導は見られなかった。さらにIL-1β、10、12については培養上清中に分泌されたタンパク質量をELISA法を用いて測定した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)