Project/Area Number |
10760164
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
吉田 真太郎 北里大, 獣医畜産学部, 助手 (40286365)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | CYP26 / 20αーHSD / ラット黄体 / Progesterone / cDNA subtraction |
Research Abstract |
ラットの黄体から分泌されるプロジェステロンは、プロジェステロンを20-αダイハイドロプロジェステロンに異化する酵素である20-α水酸化ステロイド脱水素酵素(20-α-HSD)により調節されている。しかしながら、齧歯類以外の動物種においては黄体中には20-αHSD活性が存在せず、20α.-HSDによるプロジェステロン分泌調節機構が動物種を越えたプロジェステロン調節機構として働き得ないことが指摘されてきた。そこで、黄体相中期にあるラット卵巣と終了気にある卵巣を対象としてcDNAサブトラクション法を適用して黄体相終了期に発現が高まるクローンの単離を行い、コレステロールを26-ハイドロキシコレステロールに異化する酵素26-コレステロール水酸化酵素(CYP26)の単離に成功した。CYP26は、細胞内コレステロールを負に調節していること、およびコレステロールが全ステロイドホルモンの前駆体であることから、CYP26が細胞内コレステロール含量の調節を通して黄体からのプロジェステロン分泌を負に調節している可能性が考えられ、黄体相の各時期の卵巣を対象としてノーザンブロット解析を行った。その結果、CYP26の発現が黄体相終了期に高まっていること、CYP26は構成的に卵巣に発現していることが明らかとなった。さらに、CYP26の構造遺伝子および発現調節領域を決定して発現調節機構を解明するために、CYP26の発現調節機構の解析を行うためにBAC(Bacterial Artificial Chromosome)ライブラリーを作製した。 現在、CYP26cDNAをプローブとしてCYP26染色体DNAの単離を行っている。
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