新規血管作動性ペプチド、エンドセリン(1−31)のヒト臓器での定量とその生理機能
Project/Area Number |
10770040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General pharmacology
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
吉栖 正典 徳島大, 医学部, 助手 (60294667)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | Endohtelin-1(1-31) / 共通点レーザー顕微鏡 / 培養ヒト冠状同動脈血管平滑細胞 / 細胞内のカルシウムイオン濃度 / exturacellular signal-regulated kinase / activator poprotein-1 / 細胞増殖作用 |
Research Abstract |
1、 共焦点レーザー顕微鏡を用いて、細胞内カルシウム動態に及ぼすEndothelin(ET)-1(1-31)の作用を検討した。合成したET-1(1-31)は、培養したヒト冠状動脈血管平滑筋細胞内のカルシウムイオン濃度([Ca^<2+>]_i)を用量依存的に増加させた。ET converting enzyme inhibitor、phosphoramidone、はET-1(1-31)による[Ca^<2+>]_i増加作用に影響を与えなかった。ET-1(1-31)による[Ca^<2+>]_i増加作用は、ET_A受容体拮抗薬、.BQ123、により阻害されたが、ET_B受容体拮抗薬、BQ788、の影響は受けなかった。ET-1(1-31)による[Ca^<2+>]_i増加作用は、ET_AまたはET_A-like受容体を介した作用と考えられる。さらに、低濃度(picomole range)でのET-1(1-31)による[Ca^<2+>]_i増加作用は、細胞内のカルシウム貯蔵部位からの動員と考えられた。 2、 ET-1(1-31)は、培養したヒト冠状動脈血管平滑筋細胞の増殖作用を持っている。ET-1(1-31)による細胞増殖の機序として、ET_AまたはET_A-like受容体を介したextracellular signal-regulated kinase(ERK)活性化に続く転写因子activator protein-1(AP-1)の活性化が関与していることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)