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コレシストキニン・A型受容体欠損マウスの作製とその生理・生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 10770056
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General medical chemistry
Research InstitutionNational Research Institute for Child Health and Development

Principal Investigator

瀧口 総一  国立小児病院, 小児医療研究センター・病理病態研究部, 研究員 (00280793)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsコレシストキニンレセプター / CCK / ES細胞 / アミラーゼ / 胆嚢収縮 / ノックアウトマウス / 相同組換え変異体 / キメラマウス
Research Abstract

ペプチドホルモンであるコレシストキニン(CCK)のA型受容体は、膵臓の増殖、外分泌促進、胆嚢の収縮など末梢での機能、また摂食や痛覚などの中枢における機能について解析されている。本レセプターの個体レベルでの機能を調べる目的で、ノックアウトマウスの作成を行った。ターゲッティング・ベクターの構築は、受容体の機能を全くなくすことを考えエクソン1および2をネオマイシン耐性カッセトで置換するように計画した。F1ヘテロ変異マウス同士の交配により作成したF2マウスをDNAレベルおよびRNAレベルで確認をしたところ、約4分の1がホモ変異マウスであり、本レセプターは生存には必須ではないことが判明した。さらに同受容体欠損マウスは、生殖機能の異常、中枢神経系を含めた各組織の明らかな形態異常を認めなかった。また、同受容体変異ラット(OLETFラット)とのアナロジーより予想された肥満、耐糖能の異常なども認められなかった。現時点での野生型との差は、CCKを皮下注により投与したときに野生型マウスではアミラーゼ分泌促進が観察されるのに対して、同受容体欠損マウスでは全く分泌促進が起こらないこと、および同様にCCKを投与したときに野生型マウスでは胆嚢の収縮が起こるのに対して、同受容体欠損マウスでは全く収縮が起こらないことの2点である。以上により同受容体がCCK刺激時における膵臓における外分泌および胆嚢収縮において重要な役割を果たしていることが明らかになった。今後同受容体欠損と疾病との関連について、中枢神経系での機能も考慮に入れて解析する予定である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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