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T細胞にアポトーシスを誘導する肝由来因子についての研究

Research Project

Project/Area Number 10770060
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pathological medical chemistry
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

吉川 英志  山梨医科大学, 医学部, 助手 (20252025)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsアポトーシス / T細胞 / 肝臓
Research Abstract

マウス肝細胞由来のT細胞アポトーシス誘導因子の構造決定のために、マウス肝細胞の大量培養を行ない、種々のカラムクロマトグラフィーを用いてこの因子の精製を行なった。今後、精製された因子のアミノ酸配列を決定していく予定であるが、これに十分な量の精製因子を得るためにさらに多数のマウスおよび肝細胞の大量培養が必要となってきている。また、この因子によるT細胞アポトーシス誘導機構について、アポトーシス実行過程に大きく関わっていると思われるカスパーゼカスケードが重要な役割を担っていることが示唆された。また予想される分子量から、この分子は直接細胞内に入り作用するとは考えにくく、何らかの細胞表面レセプターを介して作用するものと思われる。以上より、現在までに明らかになったレセプター結合型アポトーシス誘導因子との異同が問題であるが、Fas ligand、TNF-α、TRAILとは異なる分子であることが抗体等を用いた実験から確認された。その後報告されたTWEAKおよびTHANKとは、肝臓での発現という点で大きく異なっているため、異なる分子である可能性が高いが、この点に関してはシークエンスの決定にて明らかにする必要がある。さらに、マウスにおいても報告のあったRCAS1分子であるが、アポトーシス誘導能ならびに肝臓での発現が強い点で共通点がある。現在この分子との相違についての検討も行なっている。さらに、この因子に対するモノクローン抗体の入手を待ち、その機能面からの異同についての検討も同時に行なっていく予定である。今後も研究計画通り、この因子のシークエンスの決定、in vivoでの役割等について明らかにしていきたいと考えている。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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