SH2ドメインを含む新規シグナル分子の遺伝子破壊による機能解析
Project/Area Number |
10770146
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
石合 正道 関西医科大学, 医学部, 助手 (90298844)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | BCRシグナル / Syk / Btk / BLNK / PLC-γ2活性化 / Rac活性化 / チロシンリン酸化 |
Research Abstract |
BCR(B細胞抗原受容体)はB細胞上に発現しており、BCRを介して細胞内にシグナル伝達されることが、B細胞の活性化・分化に必須である。BCR刺激により最初に活性化されるPTKの内、Sykが重要な役割を担っていることが欠損B細胞、knock-out mouseの解析より明らかにされていた。従って、Sykのターゲット蛋白質の単離とその蛋白質のBCRシグナルにおける機能解析を目的として研究を行った。 Sykによって、チロシンリン酸化される蛋白質(BLNK)を単離し、ノックアウトB細胞を樹立し解析した結果、BLNKはPLC-γ2,Racの活性化に必須であることが明らかになった。 更に、PLC-γ2のSH2ドメインがリン酸化されたBLNKに直接結合すること、又、BtkもそのSH2ドメインを用いて、BLNKに結合し、BLNK/PLC-γ2/Btkの複合体が形成されることが、PLC-γ2活性化に必要であることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)