プレB細胞受容体シグナルによりチロシンリン酸化される36kDタンパク質の解析
Project/Area Number |
10770149
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
永田 喜三郎 財団法人 東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (10291155)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | B細胞 / プレB細胞受容体 / シグナル伝達 / チロシンリン酸化 / 脂質化 / Igβ / B細胞分化 / プレB細胞 / プロB細胞受容体 / プロB細胞 |
Research Abstract |
我々は、プレB細胞受容体を介するシグナル伝達経路を解析するための新たなシステムを確立している。すなわち、骨髄プロB細胞上のIgβ分子の特異的抗体による架橋が、プレB細胞受容体を介するシグナルと同等のシグナルを細胞内に伝達できることを明らかにした。このシステムを応用して、Igβ分子架橋により誘導されるチロシンリン酸化されるタンパク質を調べると、幾つか検出されるチロシンリン酸化タンパク質のうち分子量36kDのタンパク質がプレB細胞受容体からの特異的シグナルに関わっている可能性が強く示唆された。チロシンリン酸化される36kDタンパク質としては、Grb2と会合してT細胞受容体シグナルに重要なアダプター分子であるLATが一候補に挙げられる。しかしこの36kDタンパク質は、Grb2との会合が認められなかったことから、LATとは異なる新規分子であると考えられ、この36kDタンパク質の精製を開始した。過酸化バナジン処理した63-12細胞の可溶画分を原料とし、SDS電気泳動溶出システム、DEAEイオン交換クロマトグラフィー、抗リン酸化チロシン抗体(4G10)アフィニティークロマトグラフィー、および高速液体クロマトグラフィーの過程を経て36kDタンパク質の精製に成功した。そしてタンデムマススペクトル法を用いて部分アミノ酸配列を明らかにした。その結果、精製した36kDタンパク質は新規分子であることが分かったので、我々はさらに36kDタンパク質の全長cDNAおよびゲノムを取得し、その配列も明らかにした。現在遺伝子工学的手法を用いてこの分子の生理的機能の解析を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)