小児Malignant Rhabdoid Tumorの細胞生物学的特性について
Project/Area Number |
10770345
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
鈴木 淳史 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00293829)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 悪性横紋筋様腫瘍 / 細胞株 / オートクライン機構 / 増殖因子 / TGF-α / EGF / EGFR / Malignant rhabdoid tumor / RT-PCR法 / Multiphenotypic diversity / 分化誘導 |
Research Abstract |
悪性横紋筋様腫瘍(Malignant rhabdoid tumor、以下MRTと略す)の細胞株を用いて、増殖因子およびその受容体について調べ、そのオートクラインの詳細な特性を検討した。方法は5つの培養細胞株(TM87-16,STM91-01,TTC549,TTC642,YAM-RT)を使用し、RT-PCRによりtransformation growth factorα(TGF-α),epidermal growth factor(EGF),及びepidermal growth factor receptor(EGFR)のmRNAの発現について検索した。また、TPAによる分化誘導後にそれぞれのmRNAの定量をcompetitive PCRにて行なった.さらに、TGF-α,EGF,EGFR抗体の添加による細胞培養で細胞増殖を検討した。結果は5株のうちTM87-16,STM91-01,TTC549,TTC642の4株はTGF-α/EGFRオートクラインであり、分化誘導によりTGF-αmRNAのdown regulationを認めた。YAMRTの1株はEGF/EGFRオートクラインであり、EGFmRNAのdown regulationを認めた。しかしTTC549の1株は分化誘導によりTGF-αmRNAのdown regulationを認めたが同時にEGFmRNAの発現をも認めた。抗体添加による細胞培養ではTM87-16,STM91-01,TTC642の3株ではTGF-α抗体により著明な増殖抑制が認められた。同様にYAMRTの1株ではEGF抗体により著明な増殖抑制が認められた。これに対してTTC549ではTGF-α抗体では増殖抑制が認めず、TGF-α、EGF抗体の両方の添加によりはじめて増殖抑制が認められた.以上の結果より、MRT細胞株においてはTGF-α/EGFRまたはEGF/EGFRの2つの型のオートクライン機構が存在していること、TTC549の1株はTGF-α/EGFRまたはEGF/EGFRの二重支配により制御されていることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)