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G-CSFの免疫調節作用、特に移植における拒絶反応抑制効果の解析とその臨床応用

Research Project

Project/Area Number 10770365
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

齋藤 正博  順天堂大学, 医学部, 助手 (50301502)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsG-CSF / Tリンパ球 / 骨髄移植 / 拒絶反応 / サイトカイン / トランスジェニックマウス / チロシンリン酸化
Research Abstract

骨髄移植での臨床的経験やG-CSFトランスジェニックマウスの解析結果から、G-CSFには特定の移植における拒絶反応を抑制する効果が推定される。そこでG-CSFの免疫系に対する作用について解析を試みた。
末梢血幹細胞採取の目的で4日間連日G-CSFを投与した前後の末梢血単核球、および白血病に対する化学療法後の補助療法の目的でG-CSFを投与した後の回復期の骨髄および末梢単核球の細胞亜型およびサイトカイン産生能をフローサイトメトリー(FCM)を用いて解析し、健常人のそれと比較した。いずれもG-CSF投与後には、CD14陽性の単球の割合が著しく増加し、さらに健常単球との明らかな違いとしてCD4陽性で、活性化した状態にある単球が増加していると考えられた。
一方、CD105(TGF-receptor)の発現について検討したところ、G-CSF投与にかかわらずその陽性率には個体差が認められたが、その意義に関しては現在のところ不明である。また、FCMを用いた方法では各細胞のサイトカイン分泌状況は測定感度以下で、その変化の解析は困難であった。
そこで、健常者の末梢血から単核球を分離し、G-CSF存在下あるいは非存在下でLipopolysacーcharide(LPS)刺激による単球のサイトカイン分泌誘導への影響をFCMを用いて検討したところ、G-CSF存在下ではLPS刺激による単球からのIL-8、IL-10の分泌が著しく抑制されていた。
以上の結果から、直接作用なのか間接作用なのかさらに検討が必要であるが、G-CSFは活性化単球を増加させ、そのサイトカイン分泌に対して修飾作用を示すことが示唆される。現在、これらの現象と拒絶反応への抑制効果との関係について、さらに検討中である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Taguchi T,Saito M, 他: "Characteristic expression of Hck in human B-cell precursors."Experimental Hematology. 28. 55-64 (2000)

    • Related Report
      1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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