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インフルエンザ菌の薬剤感受性の動向とその耐性機構の検討

Research Project

Project/Area Number 10770372
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

松尾 勇作  久留米大学, 医学部, 助手 (70268879)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsインフルエンザ菌 / 薬剤耐性 / β-ラクタマーゼ / ペニシリン結合蛋白 / カルバペネム
Research Abstract

当施設にて分離されたH.influenzae202株における薬剤感受性およびβ-ラクタマーゼ産生能,莢膜型別について検討した.また,カルバペネムに対して耐性を示す数株が存在し,同株についてペニシリン結合蛋白(PBPs)のIPMに対する薬剤親和性をS.D.Makoverらの方法に準じて検討した.
1)薬剤感受性試験
検討薬剤23薬剤のうち,注射薬では第3世代セフェムが良好であり,中でもCTRXはMIC90が0.025μg/mlと最も強い抗菌力を示し,ついでCTX,CPRの順であった.ABPCに対してMICが1.56μg/ml以上の株は40株で,うち16株がβ-ラクタマーゼ産生株であり,残る24株はβ-ラクタマーゼ非産生ABPC耐性株(BLNAR)と考えられた.カルバペネムはMEPMのみ全株感性でMIC90は0.2μg/mlと良好であったが,他剤ではMIC90はIMP,PAPM,で1.56μg/ml,BIPMでは3.13μg/mlとなっており,IPMで12.5μg/ml,PAPMで6.25μg/mlという高いMICを示す株が存在した.経口薬では新経口セフェムが良好な抗菌力を有しており,MIC90はCDTRが0.05μg/mlと最も良好,次いでCEPN,CPDXの順であった.
2)β-ラクタマーゼ産生能
β-ラクタマーゼは202株中16株(7.9%)が産生していた.
3)莢膜型別
有莢膜株が30株(14.8%),nontypeableが172株(85.1%)であった.有莢膜株のうちわけはtype bが40株,type eが4株,type aとcが1株,type dとfは同定されなかった.
4)PBPs親和性の検討
IPM耐性株では7種のPBPsのうちPBP4およびPBP5においてIPMに対する親和性が低下しており,IPMに対する耐性獲得の機序にPBP4および5の変異が関与していることが示唆された.

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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