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セロトニントランスポーター遺伝子の多型と抗うつ薬の治療反応性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10770478
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

篠原 学  山梨医科大学, 医学部, 助手 (30273048)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsセロトニントランスポーター遺伝子 / 抗うつ薬 / 治療反応性 / セロトニントランスポーター
Research Abstract

気分障害患者に十分な説明を行い、同意書を得たのち、セロトニン選択性が高いクロミプラミンまたはフルボキサミンにて治療を開始した。併用薬はベンゾジアゼピン系薬剤のみとした。同意が得られ、かつ4週間の治療期間を終えたのは最終的に31名であった。ハミルトンうつ病評価尺度の得点が50%以上低下したものを反応群、それ以外を非反応群としたところ、反応群は24名、非反応群は7名であった。これら患者から採取した血液からDNAを抽出し、PCR法を用いてセロトニントランスポーター遺伝子のプロモーター領域の多型であるS allele,L alleleおよびgenotypeを調べた。結果として反応群ではgenotypeにおいて13名がS/S,11名がS/Lであった。alleleとしてはS alleleが37、L allelaが11となった。非反応群ではgenotypeにおいて3名がS/S,4名がS/Lであった。alleleとしてはS alleleが10、L alleleが4となった。genotypeおよびallele頻度について、反応群と非反応群についてカイ二乗検定を行ったところgenotypeではP=0.59、alleleではP=0.66と有意な差は認められなかった。以上、今回の結果では有意な差は認められなかったが、抗うつ薬の作用部位であるセロトニントランスポーターの遺伝子の多型は人種差が存在するため、今後の薬物療法を組み立てていく上で、我が国独自の研究は必須であり、今後も症例数を増やして検討していく必要があると思われる。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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