Project/Area Number |
10770515
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
芦原 英司 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70275197)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 末梢血幹細胞 / CD34陽性細胞 / 樹状細胞 / FLT-3 ligand |
Research Abstract |
1.本研究では造血器悪性腫瘍、及び固形腫瘍患者の化学療法後にG-CSF投与を併用し、白血球回復期に動員したヒト末梢血幹細胞(PBSC)からCD34陽性細胞を純化分離し(純度97.0%)、樹状細胞の誘導を行い、昨年度はPBSC中のCD34陽性細胞からGM-CSF+IL-4、GM-CSF+IL-4+FLの2群にわけて10日間液体培養を行い、FL添加群にて有意にCD1a陽性の樹状細胞が誘導され増加することを観察した。今年度はPBSC中のCD34陽性細胞を用いてGM-CSF+IL-4+FLを添加し、fibronection-coated(FN(+)),fibronectin-uncoated(FN(-))の2種類のフラスコで液体培養を行った。(1)20日間培養後の細胞数はFN(+)群で15倍、FN(-)群では12倍であった。(2)次に蛍光標識のCD1a、CD14、CD80、CD83、CD86、HLA-DRを用いて誘導された樹状細胞の表現型をフローサイトメトリーにて評価した。 【table】 両群に差は認めなかったが、本培養系でCD34陽性細胞から樹状細胞が誘導された。 2.次にPBSCを2時間incubateした後、フラスコに付着した付着細胞を用いて10%FCS加RPMIにてGM-CSF+IL-4+FLを用いて10日間液体培養し樹状細胞の誘導を行い、樹状細胞の表現型をフローサイトメトリーにて評価した。 【table】 以上よりPBSC中の付着細胞からCD1a陽性樹状細胞が誘導された。 3.現在これら誘導されたCD1a細胞を用いて同種、または自己のT細胞の増殖刺激効果、及び抗原提示されたT細胞による抗腫瘍効果をLDH release assayを用いて継続し検討中である。
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