Project/Area Number |
10770570
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Metabolomics
|
Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
山本 裕之 島根医大, 医学部, 助手 (50273933)
|
Project Period (FY) |
1998 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 肥満関連遺伝子 / OLETFラット / 視床下部 / differetial display analysis |
Research Abstract |
近年視床下部において摂食調節や肥満発症に関連したいくつかの遺伝子が同定されているが、未だ未知の摂食調節・肥満関連遺伝子の存在している可能性は大きい。II型糖尿病モデルであるOLETFラットの肥満の成因は未だ不明確である。そこで視床下部組織を用いたDifferential Display法により、肥満発症関連遺伝子の同定を試みた。【方法および結果】糖尿病は未発症ながら過体重を認める7週齢の雄性OLETFおよびLETOラット(N=各6)から視床下部組織を採取後、total RNAを抽出し、逆転写反応を行いcDNAを合成した。このcDNAを鋳型として[Y-^<32>P]dCTP標識3'アンカープライマー(GT12VG)と10merの任意5'プライマーを用いてPCRを行い、電気泳動後オートラジオグラフィーにて発現量を検討した。180種類のプライマーペアーを用いた結果、,OLETFラット視床下部で発現量が増加するmRNAバンドが4個、低下するものが14個再現性をもって認められた。これらのバンドを個々に切り出し、DNAを抽出後再増幅し、さらにサブクローニング後に塩基配列を決定した。結局、上記14個の候補cDNAのうちの1つ(任意5'プライマー:AGCGGCTAGG,mRNA fragment size:356bp)が、inner primer選択後に行った視床下部cDNAを鋳型としたRT-PCRにおいて、明らかにOLETFラットで発現量が低下していることが確認された。現在、5'RACE法等を用いて、この3'末端側cDNAフラグメントのクローニングとノザン法による視床下部組織でのmRNA発現量の差の確認ならびに各種組織での発現を調べる予定である。
|