腹膜播種制御への細胞生物学的アプローチ:癌と間質反応を抑制するサイトカイン遺伝子の腹腔中皮細胞への導入
Project/Area Number |
10770588
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
内山 明彦 九州大学, 医学部, 助手 (20294936)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 腹膜播種 / インターフェロン / 中皮細胞 / 肝細胞増殖因子 / 浸潤 / Interferon |
Research Abstract |
本研究は、癌の胸腹膜播種を制御するための、生物学的治療法の開発を目指すものである。平成11年度の研究成果の概要は以下の如くである。 1)Interferon-γ(IFN-γ)遺伝子の培養中皮細胞および癌細胞への導入 IFN-γcDNAを組み込んだプラスミドをlipofection法により、中皮細胞および癌細胞に遺伝子導入し、mRNAの発現を確認した。培養中皮細胞にはIFN-γmRNAは通常は発現していないことは昨年度の実験で確かめている。また遺伝子導入中皮細胞の培養上清にIFN-γ蛋白が産生されていることも明かとなった。 2)遺伝子導入後の中皮細胞のviability 遺伝子導入後、癌細胞の多くは生存するが、中皮細胞は死滅細胞が増えてくることが分かった。これは遺伝子導入による細胞傷害に加えて、lipofection法の条件設定を改良すべきと考えられた。現在アデノウィルスのIFN-γ遺伝子ベクターを検討している。 3)外科手術後の胸腹腔内滲出液の浸潤増強活性の解析 臨床で胸腹膜播種制御を考えると、外科侵襲の腹膜播種に及ぼす影響が重要である。このため、肺切除術後の胸腔滲出液を採取し、高濃度のHGF(hepatocyte growth factor)が検出されること、滲出液中に癌の浸潤増強活性が存在すること、その活性にHGFが関与していることを見つけた(BrJCancer81:721,1999)。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)