脳虚血後の神経回路再構築及び学習行動障害に対するプロサポシン関連ペプチドの効果
Project/Area Number |
10770681
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
温 同春 愛媛大学, 医学部, 助手 (70284411)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 一過性前脳虚血モデル / スナネズミ / 海馬CA1領域 / 培養神経細胞 / TUNEL染色 / 受動的回避学習実験 / プロサポシン関連ペプチド / 脳虚血 / 神経回路再溝築 / 学習行動障害 / 一過性前脳虚血 / 海馬 |
Research Abstract |
私は昨年度の本研究で、3分虚血負荷後3日目以降にスナネズミ脳室内へプロサポシン関連ペプチドを投与すれば、海馬CA1領域の神経回路再構築や学習行動障害の軽減が観察される可能性があることをつきとめた。従って、今年度の本研究では、3分虚血負荷後、3日目にプロサポシン関連ペプチドをスナネズミ脳室内に持続投与し、その効果を判定した。また、一次培養神経細胞を用いて、プロサポシン関連ペプチドの作用機序についても解析した。3分虚血負荷後3日目より4日間のみプロサポシン関連ペプチドを投与した群ではvehicle投与虚血群に比べて、受動的回避学習実験の反応潜時が有意に延長し、海馬CA1領域錐体神経細胞の傷害ならびにTUNEL陽性細胞の出現も有意に抑止された。また、プロサポシン関連ペプチドにより変動する遺伝子群をしらべたところ、Bcl-x_L遺伝子産物が候補として検出された。目下、これからの研究成果をもとに論文を作成するべく準備中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)