Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
研究代表者はこの2年間で、精子形成の最終局面である半数体積子細胞特異的遺伝子のゲノム構造に関して、まずこれらのマッピングを海外のグループと協同で行った。また、転写調節の共通性を探る事、あるいはそれら遺伝子のターゲッティングを目的として、次々に10種類以上のクローンに関してゲノムクローンの単離を完了した。それらについて興味深そうなものを選びシークエンスを初めとした解析を行ったところ、興味深い特徴を次々に発見し、順次論文に纏めつつある、H.Tanaka,Y.Yoshimura et al.J.Biol.Chemistry:274,No24,June11,17049-17057(1999),Y.Yoshimura et al.:Gene:Vol237,193-199(1999)。また同時に、それらのうち機能的に重要であると予測されるものに関しては,生殖能との相関を探る事を目的として、すでにジーンターゲッティングを始めている。研究代奏者は平成11年度より、九州大学大学院・医学系研究科・基礎放射線医学分野に移り、それまでの精巣特異的遺伝子の研究を引き続き行うと同時に、精子と卵子、2つの生殖系列の両方を同じ視野に立脚して解析・考察することにより、生殖の問題に対してより深いアプローチがとれると考え、もう片方のカウンターパートである卵細胞に対しても分子生物学的手法を用いて研究を開始することにした。
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