Project/Area Number |
10770853
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
中田 さくら 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20276330)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | HDRA / CDDST / 感受性試験 |
Research Abstract |
当研究室においては、生体内と同様の三次元構築を維持した組織片培養を用いた感受性試験法(Histoculture drug response assay:HDRA法)を開発し、その実用性につき検討してきた。現在までに当院およびその関連施設において手術を施行した卵巣癌183例につきHDRAを施行したところ96%という高率の判定可能率が得られた。そのうち術後に測定可能病変を有し、かつCDDPを含む化学療法を施行した17例についてHDRA法の結果と臨床効果を比較したところ、真陽性率は89%、正診率は82%と高値を示し、十分実用に耐えうる値であることが示された。しかし、HDRA法は腫瘍塊が材料として必要であり、手術が不可能な胸・腹水の大量に貯留した卵巣癌症例では実施不可能であるため、コラーゲン・ゲル・ドロップ内に腫瘍細胞を包埋し、生体内と類似の構築を保ちつつ培養を行う新たな方法(Collagen gel droplet embedded culture drug sensitivity test:CDDST法)を導入し、胸・腹水中の細胞検体に対して施行した。胸・腹水中の腫瘍細胞はコラーゲンゲルドロップ内で培養7日後でも増殖が認められた。腹水17例、胸水5例に対して施行したところ判定可能率は77%であった。感受性の評価はCDDPのみならずTaxolやSN-38といった新規抗癌剤に対しても可能であった。CDDST法による感受性と臨床効果に関連性が認められた症例もあり、本法が手術不可能な胸・腹水貯留例においても各症例ごとに有効な化学療法の選択を可能ならしめる方法であることが示唆された。
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