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ヒト培養鼻腺細胞での電位依存性クロライドチャネルの発現抑制

Research Project

Project/Area Number 10770865
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

大島 猛史  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40241608)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsクロライドチャネル / CIC-3 / CFTR / 鼻腺
Research Abstract

気道の炎症では、過剰な分泌と分泌液の性状の変化は、炎症の慢性化、遷延化の要因となるとともに、鼻漏、喀痰を生じて患者を苦しめることとなる。クロライドチャネルは気道過分泌に大きく関わっていると考えられるが、鼻粘膜での研究はあまり進んでいない。本研究では、cystic fibrosis transmembrane conductance regulator(CFTR)と電位依存性クロライドチャネルであるCIC-3について研究を行った。培養したヒト鼻腺細胞、鼻粘膜表面上皮細胞でのクロライドチャネルの発現を半定量的 reverse transcription-polymerase chain reaction(RT-PCR)で検討したところ、上記2つのクロライドチャネル、CFTR,CIC-3ともに鼻腺細胞優位に発現していることがわかった。CIC-3については鼻粘膜での in situ hybridization 及び免疫組織化学を用いて、鼻腺組織の漿液腺房細胞及び導管部に局在していることを明らかにした。このチャネルは細胞膜ではなくむしろ細胞内の分泌鎖顆粒に分布しそのイオン環境を制御することで分泌に関与しているのではないかと推察された。次にCFTRについてであるが、鼻腺優位の発現を示したため、定量的RT-PCRにて正常鼻粘膜及びポリープ化した病的粘膜とで発現量の比較を行った。両者間でCFTRmRNA発現量の有意差は認められなかった。CFTRの異常は嚢胞性線維症を引き起こすがポリープのような間質に水分貯留を引き起こす病態にCFTRによるクロライドイオン、水の移動は直接関与していないと考えられた。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 大島猛史: "鼻茸の病態とその発症メカニズム-クロライドチャネルの点から-"日本鼻科学会会誌. (発表予定).

    • Related Report
      1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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