Project/Area Number |
10770924
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
神戸 孝 山梨医科大学, 医学部, 助手 (80262658)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 超音波生体顕微鏡 / 狭隅角 / 毛様体 / 前房深度 / 水晶体厚 |
Research Abstract |
前年度の超音波生体顕微鏡を用いた研究結果から、人眼における狭隅角化は加齢による毛様体萎縮および毛様体襞部の前方回転によって生じることを明らかにした。 本年度はさらにこれを発展させ実際に動物眼に毛様体萎縮を生じさせて毛様体襞部の前方回転や狭隅角化が生じるかどうか実験を行った。実験には家兎を用いた。まず初めに人眼と同様に家兎眼でも毛様体が観察できることを超音波生体顕微鏡で確認をした。麻酔下にて毛様体を半導体レーザーで経強膜的に凝固することで毛様体の萎縮を生じさせた。毛様体の様子は超音波生体顕微鏡によって処置前及び処置後に観察した。毛様体は半導体レーザーによる凝固で直後は炎症と浮腫で肥厚していたものの、その後徐々に萎縮し菲薄化が認められる事がわかった。また毛様体襞部は処置前より前方回転しており隅角は狭くなっていた。これらの結果は、前年度の人眼による狭隅角化の機序として毛様体菲薄化に伴う毛様体襞部の前方回転が原因であるという結論と一致するものと考えられた。 以上の結果から毛様体の萎縮による菲薄化が毛様体襞部の前方回転を生じさせ、その結果として狭隅角になるということが証明できた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)