ユビキチン-プロテアソーム系による活性化T細胞アポトーシスの制御機構
Project/Area Number |
10771020
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
谷本 豊 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (10276975)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | アポトーシス / プロテアソーム / ユビキチン / Fasリガンド / NF-κB / T細胞 / 転写因子 / NF-kB |
Research Abstract |
マウスT細胞ハイブリドーマにおいて抗CD3抗体によるTCRの刺激はFas/Fasリガンドの発現を誘導し、プロテアソーム阻害剤がそれらの発現を転写レベルで強く抑制することによりアポトーシスが阻害される。本研究では活性化T細胞アポトーシスにおけるFas/Fasリガンドの発現機構とユビキチン-プロテアソーム系の関与について明らかにすることを目的としている。Fas/Fasリガンドの発現機構を解析するために、Fasは1.7kb、Fasリガンド2.3kbの5'-flanking regionをクローニングし塩基配列を決定した。Fasリガンドの5'-flanking regionのプロモーター活性を測定したところ、抗CD3抗体の処理によりプロモーター活性は上昇しプロテアソーム阻害剤の添加により抑制された。Deletion mutantを用いた解析により-155/-89(RE3)及び-89/-55(NF-κB)領域に抗CD3抗体刺激に応答するエレメントがあることが示唆された。しかしNF-κB siteのpoint mutationではプロモーター活性の抑制効果はあまり得られなかった。また-241/-155領域の欠失またはその領域に存在するSP1様配列のpoint mutationによりプロモーター活性は1/10以下に減少するとともにプロテアソーム阻害剤による抑制効果も顕著に減弱することから、SP1様配列を含むGGGCGGAAACTTCC配列がユビキチン-プロテアソーム系を介した抗CD3抗体刺激によるFasリガンドの発現に重要であることが示唆された。現在抗CD3抗体刺激におけるシグナル伝達とプロテアソームの関与について解析中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)