Project/Area Number |
10771049
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
前田 英史 九州大学, 歯学部, 助手 (10284514)
|
Project Period (FY) |
1998 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | 歯根肉芽腫 / 線維芽細胞 / アルカリフォスファターゼ / 石灰化物 / 骨芽細胞 / 骨原性細胞 / 石灰化 |
Research Abstract |
今回の研究は、根管治療後の肉芽組織の骨性の治癒機構について調べたものである。3人の患者より、根尖切除時に歯根肉芽腫を摘出し培養を行った。得られた細胞は、培養当初アルカリフォスファターゼ活性を示さなかったが、細胞の増殖に伴って、その活性を増した。また培養4週目にはβグリセロフォスフェイトとアスコルビン酸の存在下で石灰化物様構造物を形成することが解った。さらに、これらの細胞の1つを脱灰骨と上記の試薬と共に6週間培養したところ、多数の石灰化物様の構造物を形成していた。この物質のX線解析を行ったところ、カルシウムとリンとからなる石灰化物であることが明らかになった。結論として、炎症性の根尖部肉芽組織内には、骨芽細胞様細胞へと分化し脱灰骨の中に石灰化物を形成する能力を有した細胞が含まれている。これらの結果は、肉芽組織内に含まれる未分化な細胞が、根管治療後の骨性の治癒に関与している可能性を示唆している。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)