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歯の硬組織に対するErbium:YAGレーザーの影響について ―特に劣化層形成に関する原因追及―

Research Project

Project/Area Number 10771066
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

石丸 和俊  鶴見大学, 歯学部, 助手 (50257333)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsErbium:YAGレーザー / 辺縁漏洩 / 歯髄反応 / 象牙質 / パルス幅
Research Abstract

1.辺縁漏洩試験 ヒト大臼歯にV級窩洞を形成し,業者指示に従ってコンポジットレジンを充填した。60℃-37℃-4℃-37℃を1サイクルとする温度負荷を3,000回与えた後に、色素浸透試験を行い評価した。
レーザーによって形成された窩洞とタービンによって形成した窩洞の辺縁漏洩の程度に、顕著な差は認められなかった。いずれの形成手段においても、エナメル質窩縁より象牙質窩縁に漏洩の出現する傾向が強かった。また、使用するボンディングシステムによって漏洩に若干の差はあるものの、統計学的な有意差を認めなかった。
2.生活歯髄反応 ビーグル犬に300mJ-1Hzあるいは400mJ-1Hzで象牙質まで達する窩洞を形成した。レーザー照射後、2週間,3週間,4週間,5週間,6週間,12週間後の歯髄反応について光学顕微鏡による病理学的検討を行った。
レーザー照射後、2週目から象牙芽細胞層に変化がみられたものもあり、3週目では歯髄充血・炎症反応が認められた。出力の強い400mJの方が、より顕著な反応を示していた。5週目では象牙芽細胞層の配列の乱れや刺激象牙質の形成が2,3週目より多かった。また、空胞変性や好酸性に強染している部分も認められた。
Erbium:YAGレーザーにおける刺激象牙質形成など、歯髄の変化が認められたとの報告は少ないが、今回の条件下では歯髄に対して何らかの影響を与えているものと思われた。今回は高い出力であったため、今後、臨床に即した出力における歯髄変化などについて検討していく所存である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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