Project/Area Number |
10771093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
永松 有紀 九州歯科大学, 歯学部, 助手 (40220579)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 電解酸性水 / 殺菌効果 / 義歯床 / 滅菌方法 / 超音波 / 減菌方法 / 消毒 / 細菌 |
Research Abstract |
高齢化社会への移行に伴い需要が高まる義歯床は、患者によるメンテナンスが耐久性および口腔衛生を左右する。消毒・滅菌処理には、耐久性等に大きな影響をおよぼすものもあり、再検討する点があると思われる。本研究では、高い殺菌効果、安全性を示す強および弱電解酸性水を用いた義歯床に対する有効な殺菌処理の開発を目的としている。10年度は、市販レジンを用いて作製した板状試験片(30±1.0mm×30±1.0mm×3±0.2mm)および粘膜調整材(ティシュコンディショナー、松風)を裏装した板状試験片(厚さ5±0.2mm)に対する電解酸性水の殺菌効果を調べて、わずか1分間の浸漬で有効であることがわかった。本年度は、通報により作製されたレジン床および粘膜調整材を裏装したレジン床に対して、強および弱電解酸性水を用いた場合の殺菌効果、浸透深さを調べた。BHI中で37℃、24時間培養したStaphylococcusaureus 209Pを、生理食塩水で1.0×10^6個/mlに調整した菌液200ml中に浸漬した各床に対して、電解酸性水による処理を行った後、200mlの生理食塩水中で30秒間超音波を施したものから1ml採取して普通寒天培地と混釈して37℃、24時間培養後、コロニー数を測定した。処理前ならびに蒸留水を使用した場合についても同様の試験を行った。試験は室温23±2℃、相対湿度60%中で3回ずつとした。各試験片の処理には、いずれも遮光・密閉容器中に保存した、調整後1時間以内のものを用いた。レジン床単独の場合は、いずれの電解酸性水でも1分間の浸漬により無菌状態にまでなっていた。粘膜調整材を裏装した場合には、レジン単独の場合よりも殺菌効果が低くなる傾向にあり、浸漬を延長するとともに超音波を付加する必要があることがわかった。これらの結果は、第34回日本歯科理工学会学術講演会において(平成11年10月、札幌市)発表した。現在、通法により作製した部分床義歯についても同様の試験を行っている。
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