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舌下神経の縫合による舌の機能的回復に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 10771126
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

浜口 裕弘  大阪大学, 歯学部, 助手 (50248019)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords舌下神経 / 神経縫合術 / 舌筋 / 筋電図 / 体重
Research Abstract

舌下神経麻痺の影響と同神経をマイクロサージェリーの技術を使って神経縫合術を施行したときの影響について検討した。
実験1
ウィスター系ラットに対して舌下神経の切断術や縫合術を施行し、その後の神経回復過程について、舌下神経への直接電気刺激により得られる舌筋の筋電図を指標にした。その結果、縫合後2週目で舌筋の筋電図が観察され、潜時は24週でコントロールの早さに回復した。
さらに、両側の舌下神経を無傷で露出させ、神経を切断縫合したり、切除した術後の体重変化について検討した。その結果、神経の切除と縫合術を施行の間には各期間で有意差を認めなかった。しかし、両側切除ラットでは各期間で有為に体重の減少を認めた。一方、両側縫合群では2週目までは体重の減少を認めたが4週目で術前の体重に回復し、以降は増加し、コントロールのレベルまで近づいた。
また6ヶ月経過したラットにおける嚥下様式をビデオスコープを用いて観察した。ラットにミルクを与えるとコントロール群のラットでは舌が突出してミルクをとらえている。これに対して両側処置群のラットでは、舌は突出することなく、落下するミルクを流し込んでいるように観察された。また、摂食速度はコントロール群と比較して著しく減少していた。また、片側切除、片側切断縫合群では共に舌の突出が認められており、コントロール群と比較して摂取速度もほとんど変化は認められなかった。
実験2
5匹の成犬の舌を半側切除し、切除舌の舌動静脈を再吻合し、舌神経と舌下神経を再縫合し、切断した筋の断端どうしを再縫合した舌半側切除後再植モデルを作成した。本成犬を6ヶ月飼育した後の嚥下様式をビデオスコープで観察した。その結果、成犬の舌は突出することなく、ミルクを口唇と歯槽部で捕らえて嚥下している様子が観察された。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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