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唾液腺多形性腺腫の軟骨様組織における石灰化と細胞間連絡について

Research Project

Project/Area Number 10771147
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

串田 東作  昭和大, 歯学部, 助手 (60234423)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords多形性腺腫 / 軟骨細胞様細胞 / ギャップ結合 / 石灰化 / 細胞の分化
Research Abstract

多形性腺腫は、口腔内においてもっとも発生頻度が高い唾液腺腫瘍である。その病理組織像な複雑であるが、大きな特徴として軟骨様組織の形成を認め、まれに骨組織様の形成もみられることが知られている。これまで私は、多形性腺腫と診断され軟骨様組織が認められた症例についてタイプI、II、及びXコラーゲンの局在を免疫組織学的に検討した。その結果、それぞれのコラーゲンは軟骨細胞様細胞の分化とともに発現が変化することを明らかにし、それが軟骨の石灰化あるいは骨化に深く関与していることが推測された。
一方、ギャップ結合は細胞間の情報伝達や分化増殖に深く関与しているといわれている。当教室では、ヒト下顎骨に生じた軟骨様組織が著明な骨肉腫をヌードマウスに移植継代している。私は、この移植腫瘍を用いてギャップ結合の発現を検索した結果、移植後経時的にギャップ結合の発現が増加し、この移植腫瘍の軟骨様組織の分化にギャップ結合が深く関与していると推測された。そこで今回、多形性腺腫と診断され軟骨様組織が認めれた標本を用いて、ギャップ結合の局在を検索することにより、多形性腺腫の軟骨様組織における細胞の分化、増殖、石灰化機序とコラーゲンおよびギャップ結合との関連を明らかにした。組織学的検索として、多形性腺腫と診断された標本に、ヘマトキシリンーエオジン染色し、軟骨様組織にアルカリホスファターゼ染色を施し、染色されることを確認した。免疫組織学的検索のため、抗コネクシン43抗体とFITC標識の抗ウサギIgGブタ血清を反応させた。その結果、多形性腺腫の軟骨様組織部分には、比較的大きなギャップ結合の存在多数がみられた。また、軟骨様組織部以外では、少数のギャップ結合が見られた。以上のことより、多形性腺腫の軟骨細胞様細胞の分化にも、ギャップ結合が深く関与しているものと推測された。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 串田東作: "唾液腺多形性腺腫におけるタイプI,IIおよびメコラーゲンの局在" 日本口腔外科学会雑誌. 44、6. 557-564 (1998)

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Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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