Project/Area Number |
10771159
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
松尾 直子 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (30301633)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 咬合 / 身体症状 |
Research Abstract |
従来より、歯科領域においては咬合は非常に重要視されてきた。近年顎関節症が、増加する傾向にあり、その症状が全身症状におよぼす影響がささやかれるようになり、咬合が全身に与える影響を注目するようになってきた。近年手術適応となる顎変形症も著しい左右非対象が増加している傾向にある。手術の動機に全身症状の改善をあげるものもあった。当教室では、高度な不正咬合を有する手術適応の下顎前突症患者に姿勢異常、脊柱変化、肩こり、腰痛といった身体症状が多く出現することに早くから着目し、咬合がこういった全身症状にあたえる影響について、アンケート、脊柱状態の評価などを確立、研究を進めてきた。下顎前突症患者の手術前後の心理的変化と身体症状,脊柱状態の変化についても従来より行っている方法で、身体症状に、咬合あるいは顔貌形態に対する心理的因子がどのように関与しているかの資料を採取している。 咬合が全身症状におよぼす影響を総合的に判断するうえで、手術適応ではないボランティアの咬合状態と身体症状,脊柱状態の相関関係について検討し、現在まで行ってきた下顎前突症患者との比較を行うこととした。ボランティアの検診に際して地元の中学生、高校生を対照とし、検診を新学期の歯科など各種健診と統一して、資料採取を行った。中学生では咬合が発育段階にあり上顎前突や過蓋咬合傾向が多く、身体症状の出現率も低いためはっきりとした相関関係はみられなかった。高校生では開咬を示すものに身体症状の出現率が高い傾向がみられた。
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