Project/Area Number |
10771243
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research (1999) Toyama Medical and Pharmaceutical University (1998) |
Principal Investigator |
斎藤 直子 (岩波 直子 / 岩浪 直子) 理化学研究所, 神経蛋白制御研究チーム, 基礎科学特別研究員 (90283077)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | プリオン / 構造変換 / 分子間相互作用 / スクリーニング / プリオンペプチド / 天然物 |
Research Abstract |
プリオン病は、正常な生体内に存在するPrP^cが、感染性のPrP^<Sc>へと構造変換することが感染、発症と密接に関係するとされている。この立体構造変換にはPrP^<Sc>蛋白自身の存在が不可欠であり、その課程には正常型PrP^c蛋白と病原型PrP^<Sc>蛋白との相互作用が必要である。本研究は、この蛋白間相互作用部位に結合する物質には接触阻害による構造変換の阻害効果が期待できると考え、構造変換機構の解明に寄与するプローブとして、また治療薬創製のためのリード化合物として役立つ化合物を得ることを目的とする。 l プリオン蛋白結合性物質スクリーニング:βアミロイド繊維形成能など、プリオン蛋白の特徴を保持している部分ペプチドを用いたELISAアッセイ系を構築し、薬用植物、微生物培養液などの天然物サンプルから結合物質のスクリーニングを行った。高い結合活性を示したサンプルについて、活性物質の単離、構造決定を進めている。 2 プリオン蛋白結合の選択性の検討:ELISAアッセイにより得られる物質の中には非特異的作用によるものも含まれる。そこで、生体分子間相互作用解析装置を用いてより直接的な相互作用解析を行った。プリオンペプチドと同じアミノ酸組成で配列を変えたスクランブルペプチドとの比較によりプリオンペプチドヘの結合特異性を調べたところ、微生物培養物から得られた活性フラクションに結合の特異性が認められた。 3 プリオン結合物質の作用によるプリオン蛋白構造変換に対する効果スクレイピー感染細胞によるPrP^c→PrP^<Sc>構造変換アッセイ系を用い、プリオン蛋白構造変換に対する効果を調べたところ、本研究で得られたプリオン結合活性フラクションにはプリオン蛋白のSc型への構造変換を阻害する効果が認められた。
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