Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
(2R)-2[(2R,3S,6S,8R,9R)-8-(hydroxymethyl)-3,9-dimethyl-1,7-dioxaspiro[5.5]undec-2-yl]propan-1-ol(1)(トウトマイシンの5位から16位に相当)を既に合成したので、この化合物の位置選択的酵素アセチル化反応をおこなった。Peudomonas sp.由来のリパーゼを用いたとき高選択的にプロパノール側鎖の水酸基がアセチル化され、対応するアセチル化体(2)が90%の収率で得られた。今後は、化合物2の水酸基とアセチル基部分から、対応するフラグメントの結合によってトウトマイシンの合成が可能であろうと考えている。トウトマイシンの21位から26位に相当する(1S)-1-[(1S)-1-((2S)oxiran-2-yl)ethyl]-2-methyl-1-(phenylmethoxy)prop-2-eneに関してもマンニトールより15工程で合成した。 また1の合成中間体である(4R,5R)-4-((1S)-1-methylpent-4-enyl)-2,2,5-trimethyl-1,3-dioxane(3)に関して、より効率的な合成法を検討した。methyl(S)-(+)-3-hydroxy-2-methylpropanoateより(2E)(4S)-2,4-dimethyl-5-(phenylmethoxy)pent-2-en-1-ol(4)へ導いた。次に4のシャープレス酸化を含む三工程の変換によりmethyl(2E)-3-[3-[(1R)-1-methyl-2-(phenylmethoxy)ethyl](2S,3S)-2-methyloxiran-2-yl]prop-2-enoate(5)を合成した。最後に5のパラジウム触媒によるギ酸還元、それに続く数工程の官能基変換により3を合成した。
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