Project/Area Number |
10771276
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Yamagata University (1999) Tohoku University (1998) |
Principal Investigator |
日塔 武彰 山形大学, 医学部, 助手 (00301036)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 好酸球顆粒蛋白質 / major basic protein / EoL-1 / 骨髄細胞 / interleukin-5 / eosinophil cationic protein / interleukin 5 |
Research Abstract |
Interleukin-5(IL-5)による好酸球顆粒蛋白質の発現制御の機構を解析するために、ヒトIL-5受容体のα鎖をEoL-1細胞に強制発現させることを試みた。ヒト骨髄細胞由来のmRNAをtemplateとして、IL-5受容体α鎖のcDNAをRT-PCR法によって増幅した後、発現プラスミドに組み込み、electroporation法によってEoL-1細胞にtransfectしたが、安定にIL-5受容体α鎖を発現するtransformantを得ることができなかった。発現ベクター、transfectionの条件、スクリーニングの方法など条件を変更して検討を行ったが、最終的にはtransformantを得ることができなかった。 そこで、ラットの骨髄細胞を用いて好酸球顆粒蛋白質の発現機構を検討した。ラットIL-5のcDNAをカイコに強制発現させ、カイコ体液よりリコンビナントラットIL-5を精製し、大量のリコンビナントIL-5を得た。この精製リコンビナントラットIL-5を用いてラット骨髄細胞の好酸球への分化に伴う好酸球顆粒蛋白質の発現について解析を行った。ラットの骨髄細胞を調製し、一定期間リコンビナントラットIL-5存在下で培養したところ、培養2日後からmajor basic protein(MBP)のmRNAレベルが、また培養3日後から細胞内のMBP蛋白質量が経時的に増加した。また、この上昇は、dexamethasoneによって抑制されたことから、glucocorticoidに感受性のあるシグナルを介していることが明らかになった。
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