生活習慣病(高脂血症)予防のための30歳代女性のライフスタイルに関する研究
Project/Area Number |
10771365
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎・地域看護学
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
和泉 比佐子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (60295368)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 高脂血症予防 / ライフスタイル / 30歳代女性 / プリシード・プロシードモデル |
Research Abstract |
平成11年度は、血液検査のデータ及び質問紙調査の集計分析を行い、成果を学会発表した。 1.研究目的 本研究では、プリシード・プロシードモデルを枠組に使用して、30歳代女性を対象に高脂血症に影響を及ぼすと考えられているライフスタイルの実態を調査し、ライフスタイルと血液像の関連を明らかにするとともにライフスタイルと関連因子を明らかにすることを目的とした。 2.研究実施状況 平成11年度は、別海町の基本健康診査会場で調査の協力依頼をし、協力の得られた30歳代女性15名と対象群として40歳代女性73名にアンケート調査を実施した。血液検査のデータについては基本健康診査のデータを本研究に使用することを対象者に文書で了解を得た。血液検査のデータ及び質問紙調査のデータを入力し、平成10年度に収集したデータと合わせ集計分析を行った。 3.研究結果 本研究において、30歳代女性の血清総コレステロールの平均値は179.7mg/dl、中性脂肪の平均値は81.4mg/dl、HDLコレステロールの平均値は68.6mg/dlで、血清脂質が正常値より高値であった者の割合は25.0%であった。30歳代女性と40歳代女性を比較すると血清総コレステロール値は、40歳代女性が有意に高く、中性脂肪値は30歳代女性が有意に高かった。 30歳代女性で血清脂質が正常値より高値であることは、食物摂取頻度で魚類を摂る頻度が少ないことと運動歴が関連し、現在の運動習慣や健診受診行動とは有意な関連は見られなかった。 30歳代女性の健康に対する意識では、「健康について考えている」と回答した者は80.3%であった。健康に対する意識が高いことは、食物摂取頻度の魚類と海草・小魚を摂る頻度が多いことと関連し、その他の食事行動、運動習慣や健診受診行動とは有意な関連は見られなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)