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体操競技における演技の価値と質の評価との関連について

Research Project

Project/Area Number 10780029
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

高岡 治  鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (80206713)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords体操競技 / 価値の評価 / 質の評価 / 採点規則 / 審判技術 / 信頼性 / 妥当性 / 採点方法
Research Abstract

本研究の目的は,体操競技における分業制,および,兼業制という採点方法の違いが,演技の評価に与える影響を検討することにより,演技の価値と質の評価との関連を明らかにすることであった。
被検者として,日本体操協会公認男子1種審判員資格を有する36名を選出し,12の被験者ブロックに振り分けた。競技会を撮影したビデオテープから,跳馬を除いた5種目について,それぞれ3演技ずつ計15演技を抽出し分析資料とした。これより,実験計画法に基づき合計12種類の分析用ビデオテープを作成した。被検者が行う採点方法は,演技価値点(難度,特別要求,加点の採点要素の採点結果に演技実施の配点(5.0)を加えた点数)の採点を行う(A審判法),演技実施の採点を行う(B審判法),演技価値点と演技実施のいずれも採点を行い評価点を算出する(A・B審判法)の3種類とし,被検者を各被検者ブロックごとに,それぞれ三つの演技ブロックと採点方法からなる12種類のラテン方格にもとづき割り当てた。演技の提示は,分析用ビデオテープをモニター再生することにより行った。被検者には,提示された映像をもとに,各採点要素の採点を採点規則男子1997年版に従って行うよう指示した。これらの結果,以下の知見が導き出された。
1.評価の信頼性をあらわすα係数は,いずれの採点方法も充分に高い数値を示しており,採点方法による効果はみられなかった。
2.演技価値点の評価については,採点方法と種目との交互作用がみられ,つり輪において,兼業制は分業制と比較して大きな値を示していた.
3.演技実施の減点,評価点については,いずれも採点方法の主効果がみられ,分業制は兼業制と比較して演技実施の減点が大きい値を,評価点は小さい値を示していた。
これらのことから,つり輪における演技の価値と質の評価との関連が指摘され,採点規則の内容的妥当性についての検討の必要性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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