逐語記録にもとづく質的な授業分析への量的手法の統合に関する研究
Project/Area Number |
10780107
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
柴田 好章 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (70293272)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 授業分析 / 授業研究 / 逐語記録 / 研究手法 / 量的手法 / 質的手法 / 開発研究 / 教育工学 |
Research Abstract |
本研究は,授業逐語記録を対象とした質的な授業分析への,量的な分析手法の統合に関する研究である.授業逐語記録(発言記録)は,これまで主として質的な授業分析のために活用されてきた.この逐語記録を対象として,語の出現パターンに着目した量的分析手法を開発し,その適用結果にもとづくさらなる質的分析によって,授業分析方法の発展を企図している.本研究の具体的な目的は,(1)量的手法の授業分析結果と質的な分析の結果の照合によって,授業構造のとらえ方に関する両者の特性を体系的に明らかにすること,(2)複数の教科・学年・形態の授業に適用することを通して,量的手法をとりいれた質的な授業分析の意義・可能性・問題点を明らかにすること,である.また,研究を進める中で必要に応じて,手法の改良や追加手法の新たな開発も継続的に行なっている. 本年度は2年計画の第2年次にあたり,以下のとおり研究を進めた. (1)授業分析の継続・・・授業逐語記録にもとづく授業分析を継続した.(2)量的分析手法の改良・追加手法の開発・・・・これまでに開発した手法を見直し,新たに,授業におけるコミュニケーションの様相を分析するために,出現語の多様性の分析手法を開発した.(3)量的分析手法の評価・・・・これまでの分析を総合し,量的手法をとりいれた質的な授業分析の意義・可能性・問題点を具体的に検討した.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)