UNIX上のコマンドとファイル間の意味的制約・関係を管理するデータベースの作成
Project/Area Number |
10780174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
権藤 克彦 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (50262283)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | UNIXコマンド / ERモデル / PCTE / 意味的制約 / ソフトウェアデータベース |
Research Abstract |
ソフトウェアオブジュクト間の制約・関係の表現方法確立のための基礎として,UNIXコマンドデータベース作成実験を行った。このデータベースで扱う制約とは,例えば「manコマンドの環境変数MANPAGERに設定して良いコマンドは何か?」といった,ソフトウェアの仕様そのものに関係する制約である。以下に成果概要を示す。 1.本実験で扱ったコマンドは,cat,man,tar,lprの4つのコマンドのみであるが,関係を表現するERA図はかなり複雑になることを確認した。例えば,manコマンドのみの関係図は実体数が17,関連数が22となった。 2.1.の関係図をEmeraude PCTE上で表現した上で,tarのオプションとMANPAGERの制約の一部について,Emeraude PCTE上のツールとして実験的実現を行った。 3.2.の実現において,やはり実現が困難な部分があることを確認した。これらは,制約の(1)位置情報,(2)仕様(意図),(3)動的情報の3つの性質に大きく起因し,実際のプログラムコードでも同様の困難さが生じやすいことを考察した。 つまり,ソフトウェアオブジェクトを形式的なオブジェクトに限定しても,制約の記述は困難であり,その原因は主に上記の3種類であることが,本実験の結論として得られた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)